2017.04.12
今、次々と公開されているご当地PR動画を2回にわけてクローズアップしていく本企画。後編では、インタビューやドキュメンタリーを通じて地元の暮らしをリアルに映した動画を紹介します。また、ご当地PR動画の目的や動画制作で参考にしたいポイントなどにも触れていきます。
前編はこちら
ご当地ゆるキャラの次はご当地動画!【全国各都市でPR動画が続々〜前編〜】
神奈川県は、田舎でオシャレな暮らしをテーマに、三浦半島、さがみ、湘南、あしらがの暮らしを映した移住促進PR動画を公開しています。それぞれのエリアへ実際に移住した地元市民が出演し、景色や農作物など、地元の魅力を織り交ぜながらインタビューや日頃の生活を様子を映し、暮らしを紹介しています。横浜市などもあり、都会的なイメージも強い神奈川県ですが、少し移動すれば豊かな自然の中で暮らしことができる一面もあることを感じ取れるPR動画です。
鹿児島県「Beauty of Life,Kagoshima」
「Beauty of Life,Kagoshima」というPR動画シリーズを公開しているのは鹿児島県。「桜島」「食」「伝統的工芸品」など、実に8本ものPR動画が公開されています。「桜島」編は桜島を中心に美しい自然を映しながら、鹿児島のとある親子の思い出を,桜島を通して語るあたたかさあふれるストーリー仕立てのドキュメンタリー。桜島を背景に、地元市民も多数出演しています。
シリーズの各動画はどれも美しい映像に惹き込まれ、地元の名産や食、自然、住む人たちの姿を魅力的に映しています。
出典:奈良県王寺町公式雪丸散歩
聖徳太子のペットだったと言われている雪丸が観光・広報大使の奈良県王寺町は、PR動画のために雪丸ドローンを制作。雪丸ドローンが町内を散歩しながら名所や絶景スポットを巡っていきます。
ドローンを活用したPR動画は他にも制作されていますが、雪丸の散歩をテーマにしたことで柔らかさのあるPR動画に。ドローンだからこそ撮影できる空からの美しい眺めもポイントです。
絵雑誌『コドモノクニ』の創刊者・鷹見久太郎が生まれ育った街である茨城県古河市は、絵本をテーマに、子育て世代に向けたPR動画「よいこがいっぱい」を制作。PR動画内で使用されている絵本は、古河市出身のデザイナー協力のもと、市内の小学生33人が制作に参加し、さらに映像には子どもから大人まで100人以上の市民が参加しています。
地元市民や学校、企業とともに制作された手作り感が魅力で、絵と実写が融合した映像で子どもの教育環境やライフスタイルをPR。若者や子育て世代に向けて古河市への移住をプロモーションしています。
紹介したご当地PR動画はほんの一握りで、他にも非常にたくさんの地方自治体がPR動画を制作しています。
これらのご当地PR動画の多くは、地元の観光促進や移住促進を目的として制作されています。この目的を達成するために重要なのが、旅行者や移住を検討する人に地元の魅力をリアルに感じてもらうことです。しかし、遠方に住む人たちが実際に街を見に行ったり調べたりするのは簡単ではありません。そこで、最も地元を体験してもらうのに近い形として動画が選ばれているのだと考えます。
動画であれば、写真やテキスト以上に地元の魅力を視聴者に届けることができるのです。
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