ドローンでPR動画撮影。壁はお金より許可(免許)。ドローン撮影事情2017年春

2017.03.09

ムープレ編集部

http://movie-press.jp

数年前は、ニュースで問題になってばっかりだったドローン。しかし、今は、ニュースよりもバラエティ番組の企画などで使われているのをよく目にするようになりました。ドローンの空撮映像を観て、「プロモーション動画をドローンで撮影してみたい」という声がムープレにも届くようになりました。
そこで、ドローンでプロモーション動画を撮影した事例や、導入のポイントをお伝えしたいと思います。

彦根城、屋久島…。地方自治体がドローンによる空撮を導入

2016年から多くみられるようになったのが、地方自治体が観光地をドローンで撮影してPR動画を作成する動きです。 その代表例として、彦根城、屋久島、大分市のPR動画をご紹介します。

DJI – Stunning aerial image of HIKONE CASTLE

出典:DJI JAPAN YouTube公式チャンネル

2017年に開催される「国宝・彦根城築城410年祭」のプロモーションの一環で撮影された動画です。最新の大型ドローン「MATRICE 600」を使用し、カメラには「ライカSL」を搭載。最新技術を駆使して、日中、夕方、夜で表情を変える彦根城を空撮しています。

 

屋久島PR動画(ドローン空撮)

出典:屋久島町役場 YouTube公式チャンネル

屋久島をはじめ鹿児島県内の6つの離島を4Kカメラ搭載のドローンで空撮したPR動画です。普段は観ることができない、空から観た屋久島などの美しい自然が映し出されています。

 

OITA CITY -the bird view-

出典:大分市公式動画チャンネル

「いいやん!大分」 大分県大分市が公開しているPR動画です。大分の観光名所や美しい自然を紹介しているPR動画で、ドローンで空撮した建物や自然を織り交ぜています。

 

一般企業はまだ気軽にドローン撮影できない。理由は許可の壁

地方自治体はドローンを使ったPR動画を取り入れ始めています。では、一般企業ではどうでしょうか?

実は、一般企業にはドローンを使ったPR動画を導入するための大きな壁があります。それは許可です。平成27年12月より、一定の条件でドローンを撮影する際は、撮影許可の申請を国土交通省に対して行わなければいけなくなりました。(ドローンは無人航空機に該当し、航空法で無人航空機の飛行に許可が必要な空域ができたためです)

  1. 許可が必要な撮影は次の通りです。
  2. 空港等の周辺の空域
  3. 地表又は水面から150m以上の高さの空域

人口集中地区の上空

1109730

出典:国土交通省ホームページ

上記A〜Cに該当しない場合でも、飛行できるのは日中のみといったドローンを飛行に関するルールがあります。下記のような撮影はルールでは認められておらず、事前に国土交通大臣の許可が必要です。

 

  • 夜間飛行 ・目視外飛行(目で見えない距離での飛行)
  • 人、建物、乗り物との距離が30m未満となる場合の飛行
  • イベント上空での飛行 ・危険物を輸送する際の飛行
  • 物件を投下する飛行

出典:国土交通省ホームページ

以上を踏まえると、許可なしでできる撮影はかなり制限されているといえるでしょう。ドローンを使ってより良い動画を撮りたいと考えたら、許可が必要な撮影になるケースがほとんど。しかも、この許可が大変。多くの書類を用意しなければならず、行政書士等の専門家に依頼しなければ難しいという話もあります。また、許可を得るまでには時間もかかるため、、ドローンで撮影するなら相当前から動画制作の準備に入らないといけません。

しかし、それだけの時間とお金のコストをかけることができるプロジェクトは限られます。もしくは、プロモーションの時期やスピード感を度外視する必要があります。許可を得るための時間と労力が、一般企業がドローンを使ってPR動画を撮影する際の大きな壁となって立ちはだかっているのが現状です。

 

許可をもらえれば撮影は誰でもできる?制作費用は?

最後に、無事に許可が下りてドローン撮影ができることになった場合の、撮影のための免許と制作費用についてお伝えします。

まず、撮影の免許ですが、ドローンを操縦したり、撮影したりすること自体に免許はありません。しかし、ドローンを操縦することも、ましてや撮影することも簡単ではありません。万が一、撮影中に事故を起こしてしまったら、損害賠償請求等にも繋がりかねません。そのため、撮影はドローンでの撮影技術を持つ専門家に依頼するのが懸命といえます。ドローンの操縦に関する公的な資格が複数ありますので、資格の有無は一つの判断材料になりますね。

最後に、ドローンを使った動画撮影の費用について。撮影内容によってピンキリですが、通常の撮影にプラス10万円〜数十万円といったところでしょうか。


同一カテゴリの記事Same Category

こちらの記事もチェック!Related Article

ムープレとは?What's ムープレ

企業のオンライン動画プロモーションに必要な情報を発信するWebサイトです。トレンド、拡散理由の分析、知識の共有、インタビュー等の特集記事を配信する“メディア”、最新の動画プレスリリースの掲載を行う“プラットフォーム”という2つの役割を担っています。既にオンラインでの情報収集は「読む」から「見る」に変化している時代です。ムープレは、企業の広報・宣伝活動に有益で、ビジネスの成功に繋がる動画情報が集約されています。