初めての動画マーケティング。“縦型動画”が注目されている理由

2017.03.01

ムープレ編集部

http://movie-press.jp

自社の動画マーケティング担当に新しく就任した方や、初めて動画制作を行う企業の担当者に知って頂きたい情報を発信する「初めての動画マーケティング」。今回は、スマートフォンやSNS等の普及とともに増加し、現在では動画広告でも多く取り入れられている“縦型動画”についてお伝えいたします。

縦型動画増加の2大キーワード「スマートフォン」「インターネット環境」

テレビも映画も横長、パソコンや携帯ゲーム等で見る映像も横長。長い間、「映像=横長」が当たり前でした。しかし、この概念はスマートフォンの普及、インターネット環境の向上により、覆えることになります。 ユーザーは、「買い物をする」「本を読む」「映像を観る」といった行動を、すべてスマートフォン1台で行うようになりました。そのため、各Webサイトやアプリは、スマートフォンユーザーのストレスを解消するための進化が求められるようになりました。Webサイトはレスポンシブデザインが増え、電子コミックではcomicoのような縦スクロールのマンガが登場しました。Web動画も例外ではなく、横長の動画を全画面で視聴する度に発生していたスマートフォンを横にする手間を解消する必要があり、そのために普及したのがタテ型動画です。 いち早く取り入れたのは、アメリカの若い世代を中心に人気のSNSアプリ、Snapchatだといわれており、追随するようにFacebook、Twitter、Instagram等の日本でも馴染み深いソーシャルメディアでも取り入れられるようになりました。 また、タテ型動画をキーワードにし、大きく成長したメディアも誕生するようになりました。代表的なのがC CHANNELです。「“女子の知りたい”を動画で解決」がコンセプトのC CHANNELは、スマホでの視聴を考え、ヘアアレンジやメイク、料理等の動画を、タテ型で短時間の構成にして配信。スマホで女性が気軽に見られる工夫がされており、Facebook、Twitter、Instagramといった他のソーシャルメディアでも視聴できることから、ユーザーが一気に増加していきました。 C CHANNELのPV数が上がるとともに、女性の間で「スマホの動画は縦で観る」という習慣が浸透していきました。

 

 


タテ向きでの視聴がヨコ向きを逆転!女性の40%以上はタテのみで視聴

縦型の動画を見る機会がない人にとっては、「浸透している」と聞いてもまだ違和感があるかもしれません。しかし、縦型動画は確実に定着してきており、それを裏付ける統計データも発表されています。 モバーシャル株式会社が2016年9月に発表した「第 3 回スマートフォンの動画視聴実態調査」によると、スマートフォンで動画を視聴する時の端末の向きについて、タテ向きのみで視聴が34.7%、ヨコ向きのみでの視聴が28.4%、両方が36.9%となり、タテ向きがヨコ向きを上回ったとのことです。第一回調査が行われた2015年7月の時点では、ヨコ向きでの視聴がタテ向きを10%以上も上回っていたことから、2015年下半期以降に、急速にタテ型動画が浸透していったことが見て取れます。また、同様の調査を女性だけに絞ると、実に41.7%の人が動画をタテ向きで視聴しているとの結果が出ており、やはり女性にはより縦型動画が浸透しているのは確かなようです。

タテ型動画が増えているわけ表1 のコピー

 

 


動画広告の市場はスマホ中心。縦型の動画広告の検討はマストの時代に

スマホで動画を見る習慣の浸透、C CHANNELに代表される動画配信メディアの成長により、動画広告もスマートフォンのユーザーを意識した縦型の動画広告が注目されるようになりました。Facebook、Twitter、Instagram等の各ソーシャルメディアはもちろん、多くのWebメディアでも縦型の動画広告を配信することが可能です。縦型動画の制作をPRする動画制作会社も、Webの検索結果で多くヒットするようになりました。縦型の動画広告を制作し、配信する環境は既に整っているといえます。 しかも、オンラインビデオ総研/デジタルインファクトの調査結果によると、2016年で842億円だった動画広告の市場規模は、2017年には1178億円、2022年には2918億円市場にまで成長し、成長部分のほとんどをスマートフォンの動画広告が占めるとされているのです。 つまり、SNS等を絡めた動画マーケティングを行なう際は、構成、時間とともに、縦横比(アスペクト比)の検討も必須になっているということです。 テレビが4:3から16:9に変わったことはありましたが、縦と横の比率の逆転は、それ以上に大きな変化です。これまでになかった「見せ方」「見え方」ができるようになりました。動画広告の可能性が広がる変化だからこそ、縦型動画は大きな注目を集めているのです。

タテ型動画増えてきているわけグラフ1 のコピー

 

Writer:ムープレ編集部

 


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